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こんにちは。
吉田です。
バブです。
東京・東武練馬で、ボードゲームシェアハウス「Dice&Kettle」を運営しています。

今日は、私が大好きなボードゲーム『ウイングスパン』を紹介します!
どれくらい好きかというと、点数を計算して記録するためのアプリを自分で作ってしまったくらいです。2026年9月10日時点で、アプリに記録しているだけでも163回。記録していない分も含めると、300回くらいは遊んでいると思います。
そんな私が一番好きなのは、直接相手を攻撃することがほとんどなく、平和にまったり、自分の箱庭を育てられるところ。
それでいて、相手の行動に反応する鳥がいたり、みんなに恩恵をくれる鳥がいたりして、一緒にワイワイ楽しめるんです。
軽めのボードゲームに慣れてきて、「そろそろ、もう少しじっくり遊ぶゲームにも挑戦してみたい」と思っている方。
人とバチバチに殴り合うゲームにちょっと疲れて、かわいい鳥たちに癒されたい方。
そんな方に、このゲームの楽しさを伝えたいです!
ただし、最初は時間がかかるゲームでもあります。好きなところと、買う前に知っておいてほしいところ、両方紹介しますね。

この記事の目次
- ウイングスパンってどんなボードゲーム?
- 一番好きなのは、平和なのに「みんなで遊んでいる」感じがあること
- 面白いのは「同じ行動が、だんだん頼もしくなる」ところ
- ルールの入口:手番で選ぶのは4つの行動
- 見た目の楽しさも、しっかりある!
- 私の推し鳥を紹介させてください!
- 好きだけど、時間とカードの文字の読みにくさは気になる
- こんな人に遊んでほしい!
- 最初に買うなら、どれを選ぶ?
- 約300回遊んでも、また鳥たちに会いたくなる
- Dice&Kettleで、一緒に遊びませんか?
ウイングスパンってどんなボードゲーム?
自分の鳥獣保護区に鳥を呼び寄せ、得点を競うゲームです。
| 項目 | 基本セットの情報 |
|---|---|
| 商品名 | ウイングスパン 完全日本語版 |
| 人数 | 1〜5人 |
| プレイ時間 | 40〜70分 |
| 対象年齢 | 10歳以上 |
| ゲームデザイン | Elizabeth Hargrave(エリザベス・ハーグレイブ) |
2019年には、ドイツ年間ゲーム大賞のエキスパート部門で大賞を受賞しています。商品情報・受賞情報の出典:アークライト公式。
時間はメーカーの目安です。初めて遊ぶときはルール説明やカードを読む時間も必要なので、余裕のある日に遊ぶのがおすすめです。
一番好きなのは、平和なのに「みんなで遊んでいる」感じがあること
自分のボードに鳥を呼び寄せて、こつこつと育てていく。私は、この箱庭づくりが好きです。
相手への直接的な攻撃はほとんどなく、自分が積み上げてきたものを壊されるような心配が少ない。落ち着いて、自分のやりたいことを考えられます。
もちろん、公開されている鳥や餌を先に取られたり、ラウンドごとの目標を競ったりはします。勝敗を競うゲームなので、相手をまったく気にしなくてよいわけではありません。
でも、私にはこの距離感がちょうどいいんです。
さらに、鳥の中には他のプレイヤーの行動をきっかけに能力を使えるものや、みんなが恩恵を受けるものもいます。
自分の番以外にも反応することがあって、相手の行動を見る楽しみがある。まったり自分の箱庭を作りつつ、みんなでワイワイできる。
平和に遊びたいけれど、一緒に遊ぶ楽しさもほしい。そんなあなたにぴったりだと思います。
面白いのは「同じ行動が、だんだん頼もしくなる」ところ
最初は、餌を集めるにも、次の鳥を探すにも、ひと手間かかります。
ところが、自分のボードに鳥が増えるにつれて、行動の効率がよくなったり、鳥の能力で追加の恩恵を受けられたりします。
たとえば、餌を取るために選んだ行動で、その場所にいる鳥の能力も使える。
次に同じ行動をしたときにも、その鳥が働いてくれる。
今の一手が、そのあとの自分を助けてくれるんです。
こういう「自分で作った仕組みを動かして、できることを増やしていく」遊び方を、ボードゲームでは「エンジンビルド」と呼びます。
名前は難しそうですが、「鳥たちのチームを作って、うまく働いてもらう」と考えるとイメージしやすいかもしれません。
しかも、出会うカードによって考えることが変わります。
欲しい鳥を待つのか。今いる鳥を活かすのか。
高得点の鳥を呼ぶのか。次の行動を助けてくれる鳥を呼ぶのか。
鳥を並べる順番にも、自分なりの作戦が出てきます。

ルールの入口:手番で選ぶのは4つの行動
ここでは基本セットの遊びの流れを紹介します。準備やカードごとの例外まで網羅した説明ではないので、実際に遊ぶ際は付属の説明書も確認してください。
自分の番が来たら、次のうち1つを選びます。
| 行動 | 何をする? |
|---|---|
| 鳥を出す | 必要なコストを支払い、手札の鳥を置く |
| 餌を獲得する | 主に、新しい鳥を出すための餌を集める |
| 産卵する | 自分の鳥カードに卵を置く |
| 鳥カードを引く | 次に呼びたい鳥の候補を手札に増やす |
個人ボードには森林・草原・湿地があり、それぞれ餌・卵・カードを得る行動に対応しています。
「鳥を出す」以外の3つの行動では、その生息地にいる鳥の茶色の能力を右から左へ順に使えます。すべての鳥が毎回動くわけではなく、能力を使えるタイミングはカードによって違います。
まずは「この鳥を呼ぶには?」から考えてみよう
初めてだと、何を選べばいいか迷うと思います。
そんなときは、手札から呼びたい鳥を1枚選んでみてください。
餌が足りなければ、餌を取りに行く。
置くための卵が足りなければ、産卵する。
今の手札に出したい鳥がいなければ、新しいカードを探す。
ひとまず目の前の鳥を呼ぶことを目標にすると、4つの行動のつながりが見えてきます。
ただし、卵は鳥ごとに置ける上限があり、鳥を置く場所によっては餌に加えて卵も必要です。かわいいからと増やすだけでなく、使い道も考えるのがポイントです。
どうなったら勝ち?
ゲームは4ラウンドで終了します。
鳥カードの点数、ボードに残った卵、ラウンドごとの目標、ボーナスカードなどを合計して、最も得点の高い人が勝ちです。鳥の能力で蓄えた餌や、鳥カードの下に差し込んだカードも得点になります。
つまり、鳥をたくさん並べる以外にも、点数の取り方があります。
自分の鳥たちで、どんな得点を伸ばせそうか。そこを考える楽しさもあるんです。
詳しいルールは、遊ぶセットに付属する日本語の説明書・別冊付録で確認してください。日本語の公式情報は、アークライトの商品紹介と説明書の訂正情報も参考になります。
見た目の楽しさも、しっかりある!
基本セットには、美しいイラストの鳥カード、やさしい色合いの卵コマ、餌箱型のダイスタワーが入っています。鳥カードには翼長や生息地、一言解説も載っています。内容物の出典:アークライト公式
「点数が高いから気になる」だけでなく、「この鳥、なんだか好き」でカードを眺める楽しみ方もできます。
鳥の名前を知らなくても、遊ぶために予習する必要はありません。
ゲームをきっかけに、気になる鳥を見つけるのもいいですよね。
私の推し鳥を紹介させてください!
ムネアカルリノジコちゃん。可愛い。
基本セットからいる、私の推し鳥です。

可愛い。
全員に卵をプレゼントしてくれる。
可愛い。
勝つためにどの鳥を選ぶかも楽しいけれど、こうして「好きだから呼びたい!」と思える鳥がいるのも、このゲームの好きなところです。
能力を使うと、全員が条件を満たす鳥1羽に卵を1個置けて、自分はさらに別の鳥1羽にも1個置けます。対象はお椀型か万能の巣を持つ鳥で、卵の上限を守る必要があります。写真の日本語カードで効果を確認できます。初版の別冊付録にはこの鳥に関する訂正があるので、アークライト公式の訂正情報も確認してください。
インドオオノガンには、全員で恐れ慄きました
こちらは『東洋の翼』に登場する鳥。基本セットには入っていません。東洋の翼のインドオオノガン。初めて使ったとき、みんなでその効果に驚いた一枚です。

初めて使ったときは、一緒に遊んでいた全員が、その効果に恐れ慄いていました。
出したときに、自分のボーナスカードを1枚選んで公開し、その時点で何点になるかを確認。その点数と同じ数の麦トークンを共通のストックから取り、この鳥の上に蓄えて、追加得点として記録します。
しかも、そのボーナスカードは捨てず、ゲーム終了時にも通常どおり採点できるんです。 終了時のボーナス点は、そのときの達成状況で計算します。効果の原文は、掲載した日本語カードの写真をご覧ください。収録セットはアークライト公式「東洋の翼」で確認できます。
私の記憶では、これで15点くらい稼いで勝てたことがあって……あのときの気持ちよさは、たまりませんでした!
それ以来、現れたら必ず獲得するくらい好きな鳥です。
かわいい推し鳥もいれば、勝利の思い出と結びついている鳥もいる。何度も遊ぶうちに、鳥たちへの思い入れが増えていきます。
好きだけど、時間とカードの文字の読みにくさは気になる
遊び慣れていない人同士では、3〜4時間かかることも
メーカーのプレイ時間の目安は40〜70分ですが、私の経験では、遊び慣れていない人同士だと3〜4時間かかることもあります。
毎回そこまでかかるという意味ではありません。ただ、「1時間くらいで終わるだろう」と予定を詰めてしまうと、困るかもしれません。
行動の種類を覚えたあとも、それぞれの鳥を読んで、何をするか考える時間が必要です。
能力が同じ鳥でも、点数、置ける生息地、巣の形などが違います。カードのどこを見ればいいか慣れるまでは、判断にも時間がかかります。
じっくり考える人がいれば、そのぶん待ち時間も出てきます。時間に余裕を持って、「今日はこれをゆっくり遊ぼう」という日に選んでほしいです。
ちなみに、うちのシェアハウスでは住人同士でよく遊んでいます。遊び慣れたメンバーなら、参加人数×30分くらいを目安に考えています。3人なら1時間半、4人なら2時間くらい。私たちの遊び方での目安ですが、慣れてくるとこれくらいで楽しめます!
カードの文字が読みにくい。拡張では文章の長さも気になる
鳥のイラストは大好きなのですが、カードの文字が読みにくいのは気になるところです。
特に新しい拡張で遊んでいると、能力の説明文がどんどん長くなってきたなあと感じます。文字を読むのが大変で、初めて見る鳥の効果を確認するのに時間がかかることもあります。
軽いゲームに慣れてきた人の次の一歩としておすすめしたいけれど、「見た目がかわいいから、説明もすぐ終わるゲーム」とは思わずに手に取ってもらえたら嬉しいです。
まずゲームが自分に合うか試したいなら、基本セットから。最初から拡張もそろえるつもりなら、私のイチオシの「大洋の翼」と一緒に始めるのもおすすめです。おすすめの理由はのちほど説明しますね。
こんな人に遊んでほしい!
- 軽いゲームに慣れて、次はじっくり考えるゲームを遊びたい人
- 相手への直接攻撃が少ないゲームを探している人
- こつこつ自分の箱庭を作るのが好きな人
- かわいい鳥を眺めながら、まったり遊びたい人
- 自分の作戦を考えつつ、相手の行動にも反応して楽しみたい人
反対に、短時間でサクッと終わらせたいときや、会話・交渉・直接対決を中心に楽しみたいときには、別のゲームをおすすめします(笑)。
最初に買うなら、どれを選ぶ?
この記事で紹介したルールで、幅広い人数で遊びたいなら、まずは『ウイングスパン 完全日本語版』の基本セットが候補です。
「ウイングスパン」とつく商品がすべて単体で遊べるわけではありません。購入画面では、商品名、日本語版かどうか、基本セットが別途必要かを確認しましょう。
基本セットを探す
拡張で特におすすめ!「大洋の翼」
拡張の中で、私が特におすすめしたいのが『大洋の翼』です!
6種類目の餌として「花蜜」が加わって、めちゃくちゃ遊びやすくなっています。さらに、この拡張の個人ボードではアクションも強くなっていて、私の感覚ではやりたいことが、とてもやりやすくなりました。
「拡張って、覚えることが増えて難しくなるのでは?」と思う方もいるかもしれません。もちろん花蜜などの追加ルールはありますが、私が大洋の翼で特に好きなのは、遊んでいるときの動きやすさなんです。
どうせ全種類そろえるつもりなら、基本セットと大洋の翼をセットで買うのもおすすめ!
まずは基本セットだけで試すのもよいですし、長く遊ぶつもりなら最初から大洋の翼を加えるのも、私はありだと思います。大洋の翼は拡張セットなので、単体では遊べません。
1〜2人でも、大人数でも楽しみたい!東洋の翼
一方で、普段は1〜2人で遊ぶ方には、『ウイングスパン 東洋の翼 完全日本語版』という選択肢もあります。こちらは単体で遊べる独立型拡張で、1〜2人向けの「つがいモード」が収録されています。基本セットと同じ内容ではないので、遊ぶ人数とモードを見て選んでください。
東洋の翼の公式商品説明
さらに、東洋の翼には最大7人で遊べる「群鳥モード」もあります!!! 基本セットと組み合わせて、6〜7人で遊べるモードです。欧州の翼や大洋の翼など、ほかの拡張も組み合わせて楽しめます。
「ウイングスパンが好きすぎて、たくさんの人と一緒に遊びたい!」というときにはおすすめ! 2人が同時に手番を進める仕組みがあり、大人数でもさらにワイワイ遊べます。
ほかの拡張も探している方へ
さらに鳥たちの世界を広げたくなったら、こちらの拡張もチェックしてみてください。拡張セットは、購入前に必要な本体や組み合わせを商品説明で確認してください。
欧州の翼
ウイングスパン初の拡張版。ラウンド終了時に使う能力などが加わり、さらに遊びの幅が広がります。私にとっては、ウイングスパンの楽しさが倍増した拡張です!!
欧州の翼の公式商品説明
中南米の翼
2026年4月に発売された、新しい拡張! ハチドリの庭ボードやハチドリトラックなどが追加され、さらに加点要素とアクションの幅が広がりました。
ハチドリを庭から呼び寄せたり、放したりすることで、トラックを進めて得点できます。あちこちに飛び回るハチドリをゲームの仕組みに落とし込んでいて、とても可愛いです!
遊ぶには基本セット、または東洋の翼が必要です。中南米の翼の公式商品説明
見た目や遊びやすさを楽しむ、別売りグッズ
写真に写っている豪華トークンやカードスタンドは、別売りのものです。まずはゲーム本体で遊べるので、最初からそろえる必要はありません。気になる方向けに、トークンとカードスタンドの購入先も載せておきます。サイズ・個数・セット内容はリンク先で確認してください。
※ここで紹介するトークンとカードスタンドは、アークライトの公式商品ではなく、別メーカーのアクセサリーです。ゲーム本体には付属しません。
アップグレードトークン
カードスタンド
価格や在庫、送料はリンク先で確認してください。
約300回遊んでも、また鳥たちに会いたくなる
自分の箱庭をこつこつ作る。相手の行動に反応する。好きな鳥が来たら嬉しくなる。
ときには、インドオオノガンのような一枚に、みんなで驚く。
私がウイングスパンで好きなのは、そんな時間です。
これだけ遊んできても、また鳥たちを並べたくなります。

ちなみに、自作アプリの勝利数ランキングでは、私が163回遊んで62勝なのに対して、入居者のたかおさんは121回で64勝。私より少ないプレイ回数で、勝利数は上なんです……!😭
最高得点も、たかおさん175点、私174点。あと1点! こうして記録を見て悔しくなって、また遊びたくなるんですよね。好きすぎて作った得点記録アプリ。プレイ回数では私が1位なのに、勝利数ではたかおさんに届かない……! 撮影:2026年9月10日。
※成績は2026年9月10日のアプリ画面より。直接対決だけの戦績ではありません。使用する拡張などで点数は変わるため、初めて遊ぶ際の目標点として見る必要はありません。
「そろそろ、じっくり遊ぶゲームにも挑戦してみようかな?」
その一歩として、鳥たちの箱庭をのぞいてみませんか?
Dice&Kettleで、一緒に遊びませんか?
「買う前に一度試したい」「一緒に遊ぶ人を見つけたい」「ルール説明を聞いてみたい」という方は、Dice&Kettleのイベントもチェックしてもらえると嬉しいです。
ウイングスパンを遊んでみたい場合は、参加前にお問い合わせください。開催日ごとに遊ぶ内容は異なります。
では、本日もお読みいただきありがとうございました!
