カタン日本選手権2023年大会出場を終えて

    こんにちは!吉田です。バブです。

    少し時間があきましたが2023年8月20日に全日本カタン日本選手権ファイナル東京大会に出場しましたので、その日のことをブログにまとめておこうと思います。

    目次

    ファイナリスト32人の一人として

    全国からおよそ800人が目指したファイナルの会場に選手として足を運べるのは32名。自分がその内の1人として勝ち残れたのは幸運という他ないですが、せっかくなので楽しもうと思いました。とはいえ、新宿プリンスホテルへ到着する頃には緊張はピークに。高級そうなホテルのラウンジの場違いな雰囲気にキョロキョロしながら会場を探しました。

    受付10分前に到着。既に10人程度は待ち構えていて、その中に知った顔もちらほら見かけて一安心。挨拶をして緊張をほぐすために会話をしつつ開場を待ちます。

    緋色の高級感のあるソファ

    受付の際にランダムに一回戦の卓のくじを引いていきます。バブの初戦の卓は5卓でした。
    卓に向かってみると、トムさんとあやのさん、わたなべさんという方々が初戦の相手でした。
    バブからしたら全員はじめましての対戦相手でしたが、どうやらトムさんあやのさんはご夫婦対決らしく、会場内での話題のカードになっていました。

    スタート前から感じていましたが、既にみなさん顔見知り同士が多いご様子。
    そういえばバブも多少は知り合いに会いましたが、皆様地方の大会とかに遠征とかして知り合いになっているみたいでした。カタンがつないだ縁なんだろうなと感じました。

    さて、開会式が始まっていきます。そのなかで予選大会の時と同様、今年2023年に亡くなったカタンの生みの親クラウス・トイバー氏への黙祷が行われました。
    この日も「また一緒に遊びたいと思われるプレイを心がけましょう」という言葉を全員で共有しました。ボドゲに限らず、常に心の中に置いておきたい言葉ですね。カタンという素敵なゲームだけでなく、素敵な言葉も残してくださり感謝しかありません。

    そして、なんとルールにおいてサプライズが!!
    審判長の末村現日本チャンピオンが全卓で1番手の人がバンカー(資源を配ったりしまったりする役割)をやってくださいと宣言されました。一同どよめきがおこりましたが、世界選手権標準らしく、いずれ世界に挑もうもする皆さんなら当然でしょう!と言われ、もちろん全員素直に従うことに。
    ちなみに1番テーブルには専属でバンカーがついてくれるとのことでした。
    この日のルールはこういう感じ
    ・基本的に日本選手権のルールに準ずる
    ・1番手プレイヤーはバンカーを兼ねる
    ・試合時間は初期配置も含めて70分とする
    ・数字チップのスタート位置はダイスで決める

    出典:株式会社JP
    出典:株式会社GPホームページ

    緊張の初戦

    夫婦対決の行方は!?
    ラージェストを先行する妻あやのさんに対して、夫トムさんにバブと渡辺さんで発展カード引いてもらうことでラージエストの対抗なってもらう流れでした。

    ラージェストはトムさんにまくってもらうことに成功しますが、その後も8の都市セットがめちゃ強であやのさん勝利!!あやのさんはその後決勝卓まで進むことになります。

    バブ自身はロンゲストをまくって勝つビジョンでしたが、ロンゲストの対抗の渡辺さんがしっかりケアしてたため、捲ることができず敗戦となります。

    フェアプレイの2回戦目

    X(旧twitter)のスペースでもめちゃめちゃバブさんのフェアプレイに感動した!!とゴエモンさんからほめてもらいましたが、ゴエモンさんの手番で他のプレイヤーがほしい資源を自分の羊貿易で生み出して、渡すというゴエモンさんの献身的なプレイにバブの方が感動させてもらっていました。まちがいなく「また一緒に遊びたい」と思われるプレイでした。

    今大会バブ的には唯一時間切れのゲームとなりました。最終自分の手番で時間切れになってしまいそうだったので慌てて都市にして9点にしました。でここでタイムアップ。

    が、冷静に盤面と手札をみるとロンゲストをまくってあがれていました!!悔しいいいいいいい!!!!

    常に点数を上げるためには何ができるか複数の道筋を考えておくことが必要ですが、終盤は特にあらゆる可能性を加味して考えなければならないと感じました。

    拍子抜けの3回戦目

    東日本大会で負けたたけちゃんと、東日本大会で勝ったじゅんさんと同卓。

    街道建設によりあっさりじゅんさんにロンゲストを最少個数で取られ3点で敗退。じゅんさんはポイント3枚と独占と街道建設という神引き!

    直前の自分の手番でのバーストの処理が未熟すぎました。

    バブの7の出目で、後手番のたけちゃんもバーストの道連れとなったのですが、その際にお互いにここで道を引く(引かせる)という意思疎通ができていれば、道材を残してバースト処理できたはずですが、各々必要と思うものを残してしまった結果、たった道2本が引けなくなってしまいました。

    今思えば2回戦の引き分けで集中力が切れてしまっていたのかもしれません。

    途中までロンゲストはバブが持った方がいいと全員で言っていたはずなのに、街道建設を引いたあたりからその件についてはまったく喋らなくなったとじゅんさんは自白しました。

    ロンゲストは上がる時に取りたいですが、早めに誰かが保持しないとあっと言う間にゲームが終わってしまうという警鐘通りの敗戦となりました。

    わきあいあいの4回戦目

    勝敗はともかく楽しくやろう!と盛り上がった卓。
    決勝卓の隣の卓でしたが、ここだけ緊張感が足りない卓だったかもしれません。
    ここでも最終はかっちゃんのロンゲスト捲り。本当にロンゲストケア大事だとつくづく感じました。
    めっちゃ楽しくて、終わったあとおかわりしようかと話がでましたが、流石に決勝卓が終わるまでに間に合わないから、ということで諦め。
    負けちゃいましたが、最後に和やかなカタンができてよかったです。

    負けたなりにも全試合を通して感じたことは、交渉も配置もとってもハイレベルな戦いだったなと思いました。こちらが伝えたいことが伝わる、相手の意図が組める、まさに盤面を通してコミュニケーションが取れているような感覚になりました。
    日本中の屈指のプレイヤーが集うのは日本選手権だからこそ!!
    もっとこの場所でこの方々と思う存分カタンをしていたいなと思いました。

    日本選手権決勝大会だからこその空気を感じて

    さて、バブの最終結果は

    4戦0勝24点256ポイント

    という結果でファイナリスト32人の中で最下位(1人欠席)という逆に美味しい結果に。
    もちろん1勝だけでもしたかったのが本音ですが、優勝がいれば最下位がいるのも当然で、こんだけ負けると逆に振り切れるというものです。ファイナリストの中でも最弱ということで、逆にワンチャン勝てるんじゃないのかな?という親しみやすいさ(?)で売っていこうと思います!(涙)

    決勝卓 開始前の緊張の面持ち

    優勝はうっちーさん!知り合いだからこそ、すごく嬉しかったし、心から拍手を送ることができました。
    ファイナル出場は3度目ということだったので、実力的にも文句なしでしょう!!
    再来年にはヨーロッパで開催される世界選手権へ出場されます。
    ぜひ日本人初の世界チャンピオンになって欲しいです!

    その後は懇親会。
    懇親会である程度話したら、またカタンみんなやりだすもんだから、私もカタンをやりました!
    で、また負けました(涙)
    懇親会中に、株式会社GPの米川常務から数日前のツイッターで話題になったPARM安納芋味の差し入れをいただきました!
    カラーリングがバッチリカタンですw

    常務のドヤ顔である

    最後に色んな方とお話させていただいたりして、交流を楽しめて、あぁ大会が終わったんだなと思いました。まだまだ話せていない方もたくさんいますので、これからもカタン、ボードゲーム界隈で少しずつ私のことを知ってもらえるように頑張ろうと思います!

    そして、また来年この場所に帰って来られるよう、カタンを楽しんで精進していこうと思います。

    優勝されたうっちーさんからバブのマイカタンにサインしてもらいました!

    カタン日本選手権ファイナリストの中でも最弱のバブがボドゲイベントを定期的に開催しております!
    ぜひ遊びにきてくださいね!

    今回もお読みいただきありがとうございました。

    この記事が気に入ったら
    いいね または フォローしてね!

    よかったらシェアしてね!
    目次