こんにちは。
吉田です。
バブです。
このページでは先日、発売から20周年として話題になった、カルカソンヌについてルール説明をしていきます。
では、まずはそもそもカルカソンヌって何?というところから!
とっても人気な実在する城塞都市カルカソンヌ
中世からあるフランスの城塞都市です。
「カルカソンヌを見ずして死ぬな」とも言われており、フランスでは、かの有名なモンサンミッシェルに次いで観光者数が多いそうです。
フランスに登録されている49の世界遺産の中の一つでもあります。(日本は25個)
※参考 世界遺産国別登録数ランキングhttps://worldheritagesite.xyz/ranking/ranking-2/
ところがカルカソンヌと検索すると、城塞都市よりもボードゲームの方が上に出てきます。
日本では地球の裏側にある世界遺産よりも、身近なボードゲームの方が認知度が高いのかもしれませんね。
ボードゲームとしてもめちゃんこ人気です
というわけでまずは基本情報。
- デザイナー クラウス=ユルゲン・ヴレーデ
- 販売元 メビウスゲームズ
- 発売日 2000年
- プレイ人数 2 – 5人
- 対象年齢 7歳以上
- 準備時間 5分ぐらい
- プレイ時間 約35ぐらい
そして2001年の、ドイツ年間ゲーム大賞とドイツゲーム大賞のダブル受賞をしている大人気作品です!
一般にドイツ年間ゲーム大賞はボードゲームの識者たちからの選定、ドイツゲーム大賞はドイツのボードゲームファンの人気によって決まる賞と言われており、みんなが認めたとっても良いゲームですよ!ということができるでしょう!
そしてそしてカルカソンヌは、
世界三大ボードゲームの一角でもあります!
カタン・ドミニオン・カルカソンヌです。
これ、テストに出ますので3回復唱して覚えてください。
チケット・トゥ・ライドを入れて4大ボードゲームと言われることもあります。
ちなみにこの言い方も日本人ならではみたいですね。日本人は三大なんとか四大なんとかが大好きみたいです。
それぞれどれも違う魅力があり、全部プレイして見てほしいです!
きっとボードゲームの魅力にハマるきっかけになることでしょう!
そして小ネタですが、
カルカソンヌで使われる駒「ミープル」
いろんなボードゲームで使われるようになったこのミープルという単語ですが、
最初にミープルというワードが使われたのがこのカルカソンヌと言われております。
内容物
では、うんちくはこのぐらいにしておいて、
まずは内容物を確認していきます。
地形タイル:72枚(内1枚はスタートタイルで裏面色違いです。)
ミープル(駒):40個(5色、各8個ずつ)
得点ボード:1枚
スタート準備
スタートタイルを場に置きます。
それ以外のタイルを適当に詰みます。
得点ボードの「0」のところに、各プレイヤーのミープルを1つずつ載せます。
これで準備ができました!やっていきましょう!!
ルール説明
遅ればせながらルール説明です。
勝利条件:一番高い得点を獲得すること。
まず最初に順番を決めます。
ルールブックには、最も若いプレイヤーが1番手になり、それ以降は時計回りに。
と書かれております。
やっていくことは1番手の人から順に、
- 山札からタイルを一枚めくり、配置する
- ミープルを配置する(しなくても良い)
- ポイントを計算する
基本的にはこの繰り返しです!
これだけなのにめちゃんこおもろい!すごい!かわいい!!
細かい部分は順を追って説明していきます!
山札からタイルを一枚めくり、配置する
です。
実際やってみましょう!
選んだタイルは必ず配置しなければなりません。
もし、配置できない場合はそのタイルをゲームから除外(使わないことに)して、別のタイルを引き直してください。
配置するときの決まりごととして、
既に配置されているタイルの草原や、道路がつながるように置かなければなりません。
ミープルを配置する(しなくても良い)
今自分が配置したタイルに、自分のミープルを置いてもいいです。
こうすることで、この道路は赤のプレイヤーの道路、になります。
注意点は他のプレイヤーが専有している道路や都市にはミープルを置くことはできません。
上の図だと、赤プレイヤーが道路を専有しているので、他のプレイヤーが新たに道タイルをつなげて、そのタイルの上にミープルを置くことはできない。ということです。
また、ミープルを置く時に、自分の手元にミープルがない場合もミープルを配置することはできず、タイルを配置だけすることになります。
※道路、都市などが完成した場合は、得点計算の上で手元にミープルを回収することができます。(完成については後述します。)
ここで手番を終了とし、次のプレイヤーに手番が移ります。
しばらく進めてみましょう。
ポイントを計算する
ゲームがある程度進行していくと、「完成」する地形ができてきます。
その時にポイント計算が行われます。
ポイント計算の後に、完成した地形に置かれていたミープルは手元に帰ってきます。
道路の場合。
「完成」の定義は、
- 道路の両端が、交差点、都市の一部、修道院になる、あるいは環状道路が成立した時。
- 都市は城壁が一周して、内部に空白がない時。
- 修道院は修道院の周りの8タイルが配置された時。
となります。
完成したら、そこから形状される得点は直ちにスコアボードに計上し、得点用のミープルをスコア分動かしてください。
完成した場合の得点は以下の通り。
- 道路は1タイルにつき1ポイント
- 都市は1タイルにつき2ポイント(+紋章1つにつき2ポイント)
- 修道院は9ポイント
点数の計上が終わったら、ミープルを手元に回収します。
完成した都市や道路に複数ミープルが置かれていた場合。
ミープルの配置の仕方によっては、完成した都市や道路に複数のミープルが置かれていることがあります。
例えば、以下のような城壁の場合。
赤、黄色、緑はそれぞれ別の箇所の城壁にミープルを置いており、それぞれが別個の城壁を所有している状態ですが、
3つバラバラだった領地が、同じ一つの領地としてまとまりました!
この場合は、赤、黄、緑のプレイヤーはそれぞれ7タイル×2ポイント=14ポイントを獲得し、直ちにミープルを回収することになります。
ただ、このようなケースも。
この城壁の中に赤1、黄2、緑1のミープルがいることになり、この城壁は黃プレイヤーが専有したことになります。
この状態になると、9タイル×2ポイント+紋章分の2ポイント=20ポイントは黄プレイヤーが一人で獲得となります。
修道院の場合。
修道院はとってもシンプルで自タイルの周りの8箇所がタイルで埋まれば完成です!
直ちに完成する地形の場合。
カルカソンヌには、置いてすぐに完成する地形があります。
以下のような場合、
タイルを配置する→ミープルを配置する→完成した地形(上記の場合は城壁)から得点を得る
となります。この場合は城壁2タイル×2ポイント=4ポイントとなります。
※ちなみに完成して帰ってきたミープルを同ターンで配置することはできません。働いて帰ってきたミープルには休息(?)を与えましょう。
残されたアクション「草原に寝る」について
ここまでで、ゲームとしては一旦プレイすることもできるのですが、更に忘れちゃいけないルールとして、ミープルを草原に寝かせることができます。
草原には「完成」という概念がないため、寝たら最後、ゲーム終了まで帰って来ることはありません。
しかし侮るなかれ、それだけの価値をうむことができる行動なのです!
草原は、道路や城壁、タイルの配置箇所などによって分割されます。
特に枚数は関係ありません。
分割されている草原につきミープルは1つだけ寝ることができますが、あとから草原がくっついた場合その限りではありません。
分割された草原ごとに完成している城壁1つあたり3ポイントの計上になります。
先述の城壁と同じ様に、配置されているミープルが同数の場合は双方に得点は計上されますが、片方が個数を上回っているときは、上回った方だけ得点を計上してください。
なので以下の場合、
緑のミープルが草原に寝ています。
完成している城壁4×3ポイント=12ポイントとなります。
右側の城壁は未完成、上部の城壁は草原が分割されている為、得点として計上されません。
ゲーム終了時
さて、全員で順番にタイルをめくって置いて、ミープルを置いたり置かなかったりして点数を競っていきますが、タイルが全部配置されたところでゲーム終了。
あとはミープルは置かれているけど未完成の道路や城壁、草原の得点の計上をしていきます。
未完成の場合の得点は以下の通り。
- 道路は1タイルにつき1ポイント
- 都市は1タイルにつき1ポイント(+紋章1つにつき1ポイント)
- 修道院は自タイルと周囲に配置されたタイル数がポイント(2箇所欠けなら9−2=7ポイント)
- 寝ているミープルが配置されている草原に隣接している完成している城壁1つにつき3ポイント
となります。
少なくともどこかに置いておけば点数にはなり得るので、最終的には置ききって終わりたいですね。
全員のタイルに配置されたミープルを一つずつ回収しながら全員一緒に得点計上していくとわかりやすくて良いと思います。
最後に
と、ここまで一気に書いてきて、結構な文章量になってしまいましたが、実際のルール説明は居合わせてやると、説明自体は5分もあればできちゃうんです。意外と。
なので、やってみるととってもシンプルでわかりやすいと思います。
ボードゲームやったことない人でもすんなり入れると思うので、ボードゲームやってみたいけど、何をやったらいいかわからない!という方は、まずはこのカルカソンヌをやってみると良いでしょう!
そして、できることならボドゲ沼へ定住しましょう!!
楽しい仲間が待ってますよー!!
もし、試しにやってみたいな!と思ったら、こちらのイベントページを参照くださいませ!
一緒に遊びましょう!!
では、本日もおよみいただきありがとうございました。